平成19事業年度事業計画について
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1.平成19事業年度事業計画の概要
阪神高速道路株式会社は、高速道路株式会社法第10条に基づき、国土交通大臣へ事業計画の認可申請を行い、平成19年3月30日付けで認可を受けました。
平成19事業年度は、中期経営計画(平成18年度〜平成22年度)に基づき高速道路事業として1,700億円、高速道路以外の事業として35億円、総額1,735億円の事業費を予定しています。
2.高速道路の新設・改築
事業の概要
関西のくらしや経済の発展に寄与する道路ネットワークを整備するために、大阪地区では大阪都市再生環状道路の一部である大和川線・淀川左岸線の整備、神戸地区では3号神戸線との接続を図るべく神戸山手線の整備、京都地区では京都市内の渋滞を緩和する新十条通と油小路線の整備、合計5路線30.7kmを1,156億円で事業を推進します。また、災害に強いネットワークを整備するため長大橋等の耐震補強事業を推進します。
これらの事業実施に際しては、新技術・新工法を積極的に研究・活用するとともに、価格協議方式や大規模一括発注方式などの契約手法を導入しコスト削減に努めます。
新規開通路線
平成19事業年度の新規開通路線は、油小路線(京都市道高速道路2号線)伏見区竹田〜同区向島間の5.5kmを予定しています。これにより、第二京阪道路と直結し、京都府南部地域や広域道路網を介した各地域からの京都市市街地地域への利便性が向上します。
3.高速道路の維持、修繕等
高速道路の維持・修繕等については、適正、かつ効率的な維持管理や道路施設について中長期的に管理するために必要な修繕を実施するため、19路線239.3kmの高速道路管理費として377億円、高速道路修繕費・ETC施設等の整備促進として167億円、合計544億円で事業を実施します。
管理に係るコストについては、過年度までに平成14年度予算と比較し30%のコスト削減を達成しており、平成19事業年度も引き続きこれを維持するとともに、より一層の削減に努めます。
4.関連事業等
油小路線のランプ新設事業等の受託工事として22億円、パーキングエリア15カ所の改修、管理運営として4億円、その他高架下駐車場の新設・改修や不動産賃貸事業などの運営に9億円、合計35億円で事業を実施します。