雨の日は事故が21倍!?「阪神高速の達人」に聞く、安全運転の心得
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雨の日は事故が21倍!?「阪神高速の達人」に聞く、
安全運転の心得
雨の日って、出かけるのが億劫になるし、気分的にもなんとなくイヤですよね。
当然、傘や雨合羽を準備して出かけるし、洗濯物を干す場合は部屋干しになるし、雨の日だからこその対応が必要となってきます。
車の運転も同じで、雨の日は見通しが悪くなるので、晴れの日以上に慎重な運転が必要です。
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でも、雨の日は見通しが悪いだけだと思ってないですか?
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というアナタは...?
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おっと、これは失礼しました!
私は、阪神高速道路を日々パトロールしているパトロール隊員です! -
パトロール隊!?
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年間約4万km、地球1周分をパトロールのため走行しています。
だから「阪高運転の達人」と呼んでください!
とっても危険な雨の日の車の運転で気をつけるポイント
雨の日はいつも以上に車間距離を取るべし!
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雨の日は、見通しが悪いだけではありません。
路面が滑りやすくなっているため、晴天時よりも速度を抑えるなど、慎重な運転が必要なんです。
実は雨の日の事故発生確率は、直線区間でも晴天時の約5倍(※)なんです。
※出典:阪神高速道路株式会社事故統計(平成16年4月〜平成20年12月) -
5倍!?めっちゃ高い!
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ちなみに、カーブでは雨の日の事故発生率が通常の何倍になると思います?
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うーん...。直線で約5倍なんで、10倍くらいですかね。
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甘いです。
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じゃ、15倍?
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まだまだ甘い!違います。カーブでは約21倍にもなるんですよ。
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に、21倍〜!?こわ〜!
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ちなみに、路面が濡れているときは、制動距離が長くなると言われています。
雨の日で路面が濡れている場合、摩擦係数が低くなるので、車が停止するまでの距離=制動距離が長くなるわけです。制動距離とは?
ドライバーがブレーキをかけ始めてから停止するまでの時間のこと。
制動距離の計算式は以下の通り。制動距離=車速(km/h)の2乗÷(254×摩擦係数)
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いつもと同じ感覚でブレーキを踏んでいたら、ダメってことですね。
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そうですね。一番の対策は、車間距離を晴天時よりも多めに確保することです。もちろん、スピードの出し過ぎも厳禁ですよ。
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了解しましたー!
制限速度を守り、安全運転を心がけるのは雨の日も晴れの日も同様ですが、特に天候が悪い日は、いつも以上に車間距離を取るようにしましょう。
安全運転レベルをサイトで気軽にチェック!
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ところで、雨の日に限らず、普段から安全運転ができていますか?
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そうですね、一応交通ルールは守っているので、たぶんできてると思うんですけど...。
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安全な運転ができていますか?と聞くと、ほとんどの人が「たぶん、できている」と答えます。
でも、無自覚に「もう少し注意が必要かも」という運転をしている人もいますし、危険を事前に察知できないと、事故に巻き込まれてしまいます。 -
確かに、そうですよね...。
急いでいる時なんて、無自覚に無理な運転をしていたかも。
それに今回のお話のように、天候や道路状況によって気をつけないといけないポイントがあるってことも知らなかったし... -
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まとめ
・雨の日の事故発生率は晴天時の約5倍(直線)
・カーブだと約21倍
・路面が濡れているときの制動距離は長くなる
・雨の日はいつも以上に車間距離を十分に取ることが大切
「雨の日の運転は、晴れのよりも危険が多い」ということを、具体的な数字も交えてご紹介しました。
最後に、達人から安全運転の極意を教えてもらいましょう!
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阪神高速道路の事故リスクは、一般道路の10分の1と比較的安全です。
十分な車間距離をとり、スピードを出し過ぎなければ阪神高速は怖い道路ではありません。
余裕を持った運転をお願いします!
雨の日も晴れの日も、安心・安全な運転を心がけましょう!